五感を信じるべからず

第29話 五感を信じるべからず

五感には大変な問題が隠されています。

刻々と環境は変化し、その中で人の体質や精神状態も刻々と変化します。

刻々と私達は変化しながらも、私達はコンフォートゾーン、つまり居心地良く過ごす事を上手くバランスを取りながら、自分の生命を維持しています。

五つの感覚、あなたの持つセンスをフルに使って、自分で在り続けているのです。

さて、問題は私達の執着心です。

私達の強欲にも問題があります。

私達の記憶そのものに問題があります。

私達の偏った知識に問題があります。

私達が直ぐに大勢の意見に惑わされる事に問題があります。

私達が持つ正義感にも問題があります。

そもそもが面倒くさがり屋で、自分の感覚を頼りに何かを選択するよりも、与えられた物の中で満足しようとする性分もあります。

私達はしばしば、喜怒哀楽、好き嫌いが激しく、わがままで、感情的になって、自分の感覚よりも、怒りに任せて全てをぶち壊してしまうような、破壊的なところもあります。

私達のエゴは、「程々に」の、「ほど」を知りません。

つい同じ人と逢い過ぎたり、同じ事をやり過ぎたり、同じ物を食べ過ぎたり、同じ服を着過ぎたり、偏った好み、好き嫌いが固定観念になって、バランスが取れなくなる事があります。

また、妄想、偏見、思い違いから出来た好みや好き嫌いもあります

一人一人持っている金銭感覚もセンスと言えばセンスです。

結局、私達は自分の収入に応じて、使えるお金しか使いません。

いくら、食べたい物があっても、欲しい服があっても、欲しい装飾品やインテリア雑貨があっても、住みたい理想のお家があっても、お金が無いから無理だと諦めてしまいます。

お金が無いからと言って、諦める事になれば、結局は自分のセンス、感覚的に判断して選択する事が出来ないのです。

貧乏が、一番人のセンス、感覚を研ぎ澄まさないのです。

お金が無くては、人のセンスは良くなりませんし、一生我慢の人生です。

まぁ~これで良いか~っと偽の満足、偽の感謝をして暗い顔して、細々と生きて行くしかありません。

感覚的欲求を満たすには、とにかく金がかかります。

また、感覚が冴えていると、センスを磨けば、磨くほど、お金は集まりますし、人も集まります。

お金は人の感覚、センス次第で稼ぐ事が出来ます。

良く、儲かりそうな事に対して、人は金の匂いがする。
等と表現します。

お金を儲ける嗅覚と言うものがあるのです。

それも、言わばセンスです。

お金を使い、センスを磨けば、金の匂いに敏感になり、金儲けの嗅覚が敏感になる事でしょう。

自分の中のプライドやコンプレックス、憧れや真似、嫉妬心が原因になってバランスが取れなくなる場合がありますが、本来の、本心からの、本質的な好き嫌いから、真逆に走る傾向もあります。

いずれにせよ、五感は固定化してはいけないのです。

常に今ここの選択が必要になります。

あまり自分の五感を信じないで、五感を疑ってかかるくらいの方が良いのです。

私達の常は、目に入った物の中でしか物を見ません。

知っている物の中でしか感じようとしません。

常に自分の枠の中でしか物を選ばないのです。

私達の常は、とかく初めて経験する物事には否定的です。

なかなか五感が働かない場合もあります。

特に緊張したりすると正常に五感は働かなくなります。

五感だけを信じて生きて行っても、自分の殻からは脱出は出来ませんし、奇跡的な事などは起こり得ません。

常識的な人生で終わってしまう事になるかも知れません。