ブサイクを受け入れる

体験談

私はこれまで、保育や介護、養護施設など、
福祉の仕事を渡り歩いてきました。
どこに行ってもそれなりに仕事はできたし、
給料もそれなりにもらえました。

でも、どこに行っても靄がかかったみたいに
自分と人の間に壁があって
それを感じるたびに虚しくなって
辞めて新しい職場に移り

しばらくしたらまた辞める

という事を繰り返していました。
45歳になった時。

もう転職はそんなにできないと思って
これからの事が不安になりました。

その時も、職場で周りの人と

うまくいかない日々が続いていたのです。

そんな時、中先生の健康相談を知りました。

先生「聞きたいことはない?」
-ん~、仕事の事ですかね。-
私は能天気に答えました。
先生「どんな事?」
-仕事の中でいつも思ったようにいかなくて
自分の理想のスタイルにこだわりがあって

職場でうまくいかないことが多いんです。-
Etc・・・・。
小一時間ばかり滔々と仕事の事を話す私に、
先生は付き合ってくれました。
先生は目を伏せてじっとかみしめるように聞きながら、
時々私の目を穴のあくほど見つめて、
まるで私の目の中に何かを探すようでした。

「一人暮らしなの?」
―はい。―

「食事はどうしてるの?」
―ほとんど外食です。夜遅いのでコンビニで買って食べたりしてます。―
「家の掃除は?」
―してません。-
「部屋はどんな感じ?」
―ほとんどものがありません。殺風景です。―

君ね、保育なんて向いてないよ。

先生はきっぱり言いました。
私はむっとして、でもそれを出すまいと作り笑顔をする。
職業柄そういうのは得意だから。

君には愛がない。こういう仕事はね、

愛がなければできない。
君は理論や概念で仕事をしている。

そういう理屈をつけて自分がそこにいることを正当化しているだけだビックリマーク

私は自分が20年曲りなりにやってきた

福祉の仕事を、なんの関係もない
人にここまで言われるのに耐えられませんでした怒

どうしていいかわからなくなった私は、

照れ笑いするしかありませんでした。

その照れ笑いやめろ!!

先生はついに大きな声を出しました。

そこから堰を切ったように説教が始まったのです。

お前は頭で仕事してる!

そんなんじゃ子どもも職員もついてくるわけがない。
そもそもお前は何で保育の仕事してるんや?
わからんのか?

自分のコンプレックス、自分がブサイクで存在価値がない

という思いを紛らすためにやってるのがわからんのか?

そんなんで仕事されたら迷惑や!今すぐやめろ!

 

先生の「やめろ!」の声が、いつまでも

頭の中から消えませんでした。

私の何がわかるというのか?
私だってそれなりにやってきたのに。
涙が溢れました涙

 

悔しくて悔しくて、
自分を全否定されたように思えて、
ぼろ雑巾みたいになって泣きました。

私はどこまで行っても幸せにはなれないのはてなマーク
私はなぜ、いつもこうなのはてなマーク

しばらくは、放心状態になりました。
先生は黙ってじっと待っていました。

「料理や掃除は好きか?」
―嫌いです―

君はそれをせなあかん。
嫌いなこと、今までやらなかった事の中にしか
答えはない。それがバランスや。

その当時、マクロビオティックのことなど

何も知らなかった私は、
バランスと聞いてもピンときませんでした。
でも、やってみる以外にないのかもしれないと、

うつろな頭で思いました。

天職だと思ってやっていた保育の仕事、介護の仕事。

それを否定された私には

もうほんとに何もありませんでした。

それから私は、掃除、洗濯、料理、

いわゆるハウスキーピングというものを、

先生に言われるままにやりました。

 

 

幸い教えてくださる方がいて、

必死になってやりました。

 

最初は、言われたことができなくて

注意されても全くわからなかったのです。

 

自分の何がだめで注意されているかも

わかりませんでした。

それでも根気強くやっていく中で見えてきたのは、

女性としてのコンプレックス、自分がブサイクだって思う事の本質は、

家事ができないという事でした。
特に料理ができないという事は、

自分の女性性に深くかかわっていると感じました。

 

私はブサイクだから。

というのをどこか言い訳にして

お料理をしない。

掃除をしない。

お化粧をしない口紅

おしゃれをしない。

 

自分に向き合うのを逃げてきたのです。

 

そこからは、必死でした。

毎日のお料理、掃除、洗濯。

幸い食べてくれる友人がたくさんいました。

 

そして、毎日お化粧をして、

色鮮やかな自分に似合う洋服を選び

おしゃれを楽しみました。

 

 

自分が女性であるということを

楽しみ、喜び受けれ入れることができるようになったのです。

そして今、私はマクロビオティックの料理を作れる家政婦を

派遣する会社を立ち上げ、
取り仕切っています。
まさかこんな風になるとは

思っていなかったけれど、
悪くないって思ってます。

コンプレックスという山を越えて、
その先に見えたのは、自信と勇気でした。
想像もつかない未来。
想像もできない未来の私。

でも、あのままでいたら私は生きていながら、
実質死んでいたんだと思うのです。

心の手足を十分伸ばして、

思いっきりやってみよう!
一度しかない人生だから。

あなたのこだわりを全部捨てて。

 

過去の私に言ってあげたい

言葉です。

 

K.Kさんより

 

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